2007/11/21

Blogger は結構凄いようでスゴくないっ。。。

 動画アップロードサービスはあるのに、音声アップロードサービスはない。ポッドキャストみたいなことできるのかと一瞬期待したのだが。なんだか不思議なシステムだ。まっ、どうせここは売れない音楽家の自前(借)サーバーなので自分でアップロードしちゃうわけだが。
 それにしても残念なことに期待していたStudio Devil の新VST は有料ものだった。しかし、フリーウェアのものもかなりの音質で、遊ぶには充分なので試しに使ってみてる。ついでなので(?)、SampleSwap.org からDL したドラムのループ素材を使ってデジタルな作曲をやってみた。
 曲調はロックです。敬愛するジミヘンをイメージした曲でござい! 題して“Jimi”。2箇所、和声的に気持ち悪いところがあるけど、まぁええわ。死なへんし。結構、ぶっとんだ僕の頭の中が垣間見れるかもしれない。ピッチ悪いのはご愛嬌ってことで。歪みはそれなりにいい感じだと思うんですがね。

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2007/11/17

ピンときたアルバム最速レビュー!

梶原 順『EVER』
25 年を超えるキャリア史上、初のソロ・アルバム! ギター・インスト・アルバムのニュー・スタンダード誕生!!

参加ミュージシャン 渡辺貞夫、本田雅人、沼澤尚、森俊之、松本圭司、松原秀樹、田中倫明、バカボン鈴木、鶴谷智生、渡辺直樹 他

 自分の内面と向かい合うようなアコースティック・サウンドのdisc《inside》と、外に向かってエネルギーを放出するエレクトリック・サウンドのdisc《outside》の2枚組
14曲収録 2007年12月12日発売

「長年ともに進んで来た大切な音楽の同志を失うということが続き、僕の足もとがぐらつく感触を抑えられなくなった時に、新たな気持ちでの音楽活動を後押ししてくれたのはやはり同志のミュージシャンのみなさんでした。彼らと共に自分の音楽を形にしてみたい、というのがこのアルバム制作の発端でした。  と同時に、特に浅野祥之さんとのと切磋琢磨して築いて来たものの延長線上にいる自分を確認し、見つめ直した上で、次の一歩を歩み出したいと。。」 「僕の人生においてこの時期に、このような意義のあるアルバムをリラックスした環境で楽しみながら創ることができ、この『EVER』を皆さんに聴いていただけることを心から感謝します。どうか皆さんにも楽しんでいただいて、いつまでも愛聴盤として手元においていただけますように……」。
 重い。とても重い。だがしかし、聴きやすさも伴っているので、“軽くない”とでも表現すべきか。
 一昨年、青木智仁さんが、奇しくも自身の49歳の誕生日に急性心不全で急逝された。浅野祥之さんが昨年、肺炎と肺気胸を併発、呼吸器心不全にてそのまま還らぬ人となってしまった。彼もまた享年48歳。まだこれからの、そう……新進気鋭の巨星が2つ落ちる。そんな2人、いや特に“J&B”で苦楽をともにした浅野さんの死は大きかったのだろう。《inside》は静寂、されど熱い。喩えるなら超高温といわれる蒼き炎だ。その反動とでもいうべき《outside》は全ての楽器が全快でドライブする、まるで激しく燃盛る紅い炎。今世紀ないくらいの素晴らしいアルバムだろう。
 全ての音楽ファン、インストファンに聴いて欲しいアルバムです。是非!

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2007/11/13

ギター、はじめての購入ガイド その3

 通常、アコギと呼ばれるものの中にも大きく分けてガット・ギター(以下ガット) フォーク・ギター(以下フォーク) というものがあります。
 はいわゆる、ナイロン弦と呼ばれる比較的柔らかい弦を張られることを目的としたギターです。そもそもは、ガット(豚の腸) を弦に利用していたことからそのように呼ばれるようになりました。さすがにナイロン・ギターとは呼ばれませんね。ネックは幅広く基本的に金属材料はほとんど使われていません。ギター発祥時のままの形に由来することもあるのでクラシック・ギターという俗称でくくられることもあります。ギター発祥の地はスペインといわれています。その関係からか、スペイン発祥のフラメンコとクラシックにおける音楽表現は深い結びつきがあります。フラメンコクラシック、また植民地時代の流れでブラジルに渡り発展したボサ・ノヴァはこのガットで演奏されることが圧倒的に多いです。
 フォークは、ガットが発展したもので、金属製の弦が張れるように最適化されたギターのことです。もっとも一般に見られる「アコギ」といえるのではないでしょうか。より太い質感の金属製の弦は、より低い音とより大きな音を目的として開発されました。カントリーウェスタンブルー・グラスと呼ばれるジャンルを草分けとしてブルースロックフォーク……と幅広く使われるようになりました。現在、よく見られる形はドイツに端を発す米Martin社(以下マーティン) より発売されたドレッドノート(軍艦)と呼ばれるタイプが主流です。 この後、さらに大音量化が必要とされるようになりボディーを単純に大きくしたものや、金属をボディー材に採用したものなどが登場します。しかし、それらにもやがて限界がくることは想像に難くないですね。そこで、電気的に音量を増幅する技術が開発されました。
 アコギは本来生音で演奏する楽器ですが、アンプリファイアー(以下アンプ) の活用によるボリュームの増幅を目的に電気パーツをとりつけました。これがピックアップ(以下PU) と呼ばれるものです。PUを使って音を信号に変え、アンプで信号を増幅し大きな音に変えます。PUが搭載されているアコギをエレクトリック・アコースティック・ギター(以下エレアコ) と呼びます。将来、ライヴハウス出演などを目的としているのなら、エレアコをオススメします。ヤマハ、タカミネ、アイバニーズなど国産の低価格楽器は、割と作りもしっかりしていて素晴らしいです。
 一口にPUといってもさまざまな方式があります。現在では、電磁石方式で弦振動をアンプに伝える方式が主流として採用されていますが、この他にアコギ向けに開発されているものが圧電素子を利用しブリッジ下に組み込んだピエゾPUや、そのくせを抑えて局所的にサウンドを拾い上げるために開発されたコンタクトPU、圧電素子も電磁石方式も用いず、実際にマイクで中の音を拾うエアマイクなどがあります。さらにハマったら、いろいろ調べて見るのもおもしろいですよー♪
 そんな流れからか、もともとはジャズやブルースなどで大音量のドラムやサックスに負けないようにと開発されたものがPUでした。米Gibson社(以下ギブソン) はPUを搭載したフル・アコースティック・ギター(以下フルアコ) を開発したのでした。これらは、ハワイアンにおけるラップ・スティール・ギターにヒントを得て、アンプとセットで製作されたようです。この記念すべきギターを一躍シーンに広めたのがチャーリー・クリスチャンというジャズ・ギタリストでした。
 余談ですが、彼はさらに偉業を成し遂げました。それは、ギターがサックスのようにメロディーやアドリブをとるというものでした。当時、ジャズ……それもビッグバンドによるアレンジされた演奏が流行の中心でした。そして、ビ・バップと呼ばれる音楽の黎明期でもありました。ビ・バップこそが、小編成のバンドにより演奏され、それぞれの楽器のアドリブ・ソロがクローズ・アップされるインスト音楽だったのですが当初、音量の小さなギターはビッグ・バンドでの役割と変わりなく4つ刻み、すなわちバッキングをするというものでした。ところが、音量があがったことによりチャーリー・クリスチャンはソロを弾いたのです。ビ・バップはこの後、流行の中心となっていきます。彼は惜しくも、1942年に他界したのですが、その後もL-5、Super 400 といった名器と呼ばれるギターが多数登場、数多くのギタリストがジャズのフィールドでギターを演奏しました。
 そんな最中、1950年代に入ってさらに画期的ギターが商品化されました。1950年に米Fender社(以下フェンダー) から満を持して発表されたエスクワイア/ブロードキャスターでした。このギターは、フルアコと違って空洞を持たず、厚み10cm程度の板にピックアップをインストールしたものでした。ハウリングに強く壊れても簡単に修理できるというキャッチの元の登場です。紆余曲折があり、その後テレキャスターと改名されたこのモデル。当初は“板切れ”などとバカにされたものの、その後ブルースマン達により使用されるようになると爆発的人気を得ました。最大の特徴は、ネックをボルトでボディーに接合するボルト・オン・ジョイントです。しかも、アコギのように指板をネック材に貼り合わせたりせず1本のメイプルで作成しました。これにより、大量生産を可能にしたのです。1951年には、同様のコンセプトによるコントラバスと同じ音域を持つエレキを開発。プレジション・ベースと呼ばれる世界最初のエレクトリック・ベース(以下エレベ) となったのです。
 焦りを感じたギブソンが、1952年に投入したのがギターリストのレス・ポールとともに開発したレス・ポール・モデル(以下レス・ポール) でした。マンドリン製作からスタートしたギブソンならではのアーチド・トップのこのソリッド・ギターはストラトに対抗するために作られたモデルでした。
 しかし、フェンダーは快進撃を続けます。1954年にストラトキャスターを発表。これら3つのモデルは未だエレキの基盤とされています。年代のギターはヴィンテージとしての価値を持ち、買い求める方も多いです。また、逆に憧れる人も多いので廉価のコピー・モデルも大量に製作されています。
 その後も、ギブソンからは変形ギターの走りとされるエクスプローラーフライングV、フェンダーからはさらに画期的なソリッド・ギターが多数製作されてきました。今では、数え切れないくらいのギターメーカーが存在しています。各メーカーとも凌ぎを削っていて、例えばソリッド・ギターにピエゾPUを組み込んだものだったり、工業デザイナーが設計したヘッドのない斬新な機構の小型ソリッド・ギターだったり、それまでは考えられなかった木材以外の素材を用いたアコギだったりと本当に多種多様化しています。短い歴史の中でテクノロジーの進化とともに成長してきたエレキには深い魅力がたっぷりです。ここから先は、あなた自身の目で探してみてください。ハマるときっと楽しいですよ♪ それでは。

■ギター、はじめての購入ガイド
■ギター、はじめての購入ガイド その2

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2007/11/11

ギター、はじめての購入ガイド その2

 さて、それではどのようなギターがいいのでしょうか?
 それを知るためにはまず、あなたがどんな演奏をしたいのかが重要です。ミスチルやコブクロ、ゆず のようなスタイル、あるいはYUI みたいに路上で弾き語りがしたいのであればアコースティック・ギター(以下アコギ) が一番ですし、B'z やT.M.Revolution、GLAY やEvery Little Thing やBUMP OF CHICKEN のような特徴的な音が出したかったらやっぱりエレクトリック・ギター(以下エレキ) でしょう。歌ではなく、ギターやその他の楽器がメインになるような音楽(以下インスト) を演奏したいなら……やはりそれぞれのサウンドに合った楽器を選ぶべきですが、インストではよほどジャンルが凝り固まっていない限り、どんなギターも使用されます。ですから前述した通り、まずは好きなアーティストの使用楽器を参考にしつつ最初のギターを選定するのがコツのようです。
 エレキかアコギかの“究極の選択”がひと段落したと思ったら、実はそれぞれにいくつかの種類があるので、さらなる絞込みをする必要があります。近年では本当に多様化しており、消えていったものを外しても、相当数のさまざまなギターがあります。アコギにエレキの良さを求めたり、その逆の発想だったり、はたまた全く別の観点から開発されたギターもあります。こう書かれると「?」って感じで、全く意味がわからないでしょうが、本当にそう表現するしかないものが存在するのです。発明というものは常々、人の欲求からはじまるものですが、ないものねだりもここまでくると驚かされます。「人間の欲というのは深いなぁ」なんて思うとともに、実現させてしまう人間と、科学や技術の進歩に対して、驚きと畏敬の念を持ってしまいます。
 そういった訳で、エレキにも、アコギにもそれぞれに数種類のタイプがあります。それらは、詳しくは“購入ガイド その3”で歴史とともに紹介したいと思います。時代背景も手伝って、現代確立されている音楽やジャンルにハマるギターというものがそれぞれあるので、その手のお話に興味のある人は目を通してみてくださいね。
 今回は、参考までに私が初めて買った(正確にはねだって買ってもらった) ギターの購入経緯についてお話しておきましょう。最初はおばあちゃんの家にあった古いガット・ギター(やはり詳しくはその3 へ) を弾いていました。しかし、気がついたときには、私の求める音楽の音ではありませんでしたから、どうしてもエレキが欲しくなったのですね。当時は、X Japan CHAGE&ASKA B'z がブームで、私は特にチャゲアス(特にASKA) にはまってたんで、「本家は無理にしてもギブソン(詳しくはその3 へ) の廉価版だったエピフォンのシェラトンやエンペラー(詳しくはギブソンウェブサイトへ) が欲しい!」と思っていたのですが残念ながら小売希望価格にビビった両親からは、承諾が得られませんでした。そこで交渉ですよ、親の希望するレベルの高校入試に合格したら……という交換条件のもとです。当時、偏差値もあまりよくなく(まぁ、今もですが) 担任からも「無理だ」と太鼓判を押され……にも関わらず、交換条件をクリアしてしまったのですね。
 奏功して、デパートに買いに行く訳です。当然、デパートですから老舗のYamaha とか由緒正しきクラシック・ギターとかしか扱ってない訳ですよ。「ギブソンだのフェンダーだの、よくわからん横文字を並べるのはやめろ」といわれ、諦めてYamaha のカタログを見る毎日。今でこそ、ヤマハは大好きなメーカーのひとつなんですが当時は(私の周りだけだったのかも知れませんが) とにかく忌み嫌われておりました。それでもカタログのASKAに目が釘付け。彼の使っていたヴァイオリン型セミアコは、それこそシェラトンやエンペラーの雰囲気を持っていて(fホールだけだが……) うーん、いいなぁと。しかし定価27万円(確か)。
「ASKAは諦めよう……。せめてCHAGEっぽいのに……」そう思って選んだギターがYamaha RGX421D という型番のギターでした。このギター、いいんですよ。今でこそわかるんですが、ピッチがしっかりしていて修理しながら使っていける……。当時、「色がダサい」といわれて塗装をヤスリで剥がすも途中で力尽き、「音が悪い」といわれてピックアップを交換し……(ピックアップについては、詳しくはその3 へ) 。「壊せば新しいの買ってもらえるんじゃないか」なんてつまらない、甘い考えで乱暴に扱ったものの、本当に甘かった……壊れやしないし。今では【ステンレス・フレット】なるものに交換され、結果10余年以上使っています。プロ向けギターですよ、安いのに! 軽くて使いやすいんで未だに愛用しています。
 お蔭で、本来なら趣味レベルのアマチュアには備わらなかっただろう音感だとかも鍛えられました。このギターでピッチに悩んだこともありません。ってな感じで、1本目はまともな選び方をしていませんが(笑) 幸か不幸かいいギターを選んだようです。できれば、このモデルは復刻して欲しいんですよね。リニューアルされたものを買ってみたい気はするんです。「販売目標台数を決めて売る」日産みたいな姿勢もいいですが、せめてTOYOTA みたいにパーマネントに売り続ける型番を新たに作ってもいいのではないでしょうか。という訳で、低価格帯でも手を抜かないYamahaのギターは、エレキもアコギもオススメですぞ。

■ギター、はじめての購入ガイド その1

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2007/11/09

ギター、はじめての購入ガイド

 みなさんがはじめてのギターを買うときはどんな感じなんでしょうか? こう聞かれても困るかもしれないが、どんな基準で選ぶんだろうかと思って。圧倒的に通信販売の格安セットとかなんだろうなぁ。僕は、この“初心者セット”をいろんな意味で嫌っています。さて、何がだめなんでしょう?
 常々、周りの人には「せめて5←→10万円のものを選ぼう」とオススメしているのですが、これには理由があります。一般にいわれるところの“初心者セット”というものは「初心者」という言葉とは名ばかりで全く初心者向けじゃありません。なぜ?
 初心者がまず超えなければならない壁は“チューニング”です。このギターではまず、プロでもチューニングは不可能です。(それでも音感でなんとかしてしまうんですけどね) そんな楽器を初心者が扱えるでしょうか? これから先、みなさんが上達していく過程の中で、“音程”と“和声”に対する敏感さを養うことは最も大切なことです。チューニングができない楽器でそれらを会得できるでしょうか? 

「プロを目指すわけじゃないから……」

 だったらなおさらです。安定しないチューニングではいつまでたっても上達しないどころか、演奏が楽しくありません。プロがパーツや楽器の仕様材質、作りにこだわり高い楽器を選ぶにはそれなりに理由があるんですね。つまり、プロの楽器というのはものすごく弾きやすいのです。恐らく、あえて言葉を選ばずに例えるとするなら、誰が弾いてもハイクォリティーなサウンドが約束されるものがプロ仕様/エンドユーザー向けと呼ばれるものでしょう。つまり、みなさんの中でギターが上達しない人の中には、楽器が原因の人もいるってことです。
 例えば、ピアノやキーボードにはチューニングの必要がありません。(厳密にいえばありますが、ここではギターとの比較) なおかつ、鍵盤楽器は和声とメロディーの関係を簡単に会得できます。1年もあれば、すぐに理解できるでしょう。ところが、ギターでは単音を和音を同時に弾くという行為は恐らく、プロでも一部の人にしかできないレベルの演奏でしょう。そのくらい、難しい楽器です。簡単にクリアできない楽器だからこそ、是非とも本気で取り組んで欲しいなと思っています。それが弾き語りであれ、インストであれ、ヘヴィメタであれ、楽しんでチャレンジして欲しいからこそ初心者セットはおすすめしません。やけになってセッティングの悪いギターで必死に練習することは自殺行為で結果、最悪の場合にはケガを招くこととなりますのでご注意を。
 じゃあ、どんな楽器がいいんだ? というご質問もあるでしょう。それについては、また近々アップしますねー。それでは。

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2007/11/02

『ぼくらは今もエレキにしびれている』


 素晴らしい書籍が出版された。この書籍はカントリー系のギタリスト、Dr.Kこと徳武弘文さんの著書だ。スタジオ・ミュージシャン、アーティスト、ギタリストとしての彼の半生をつづった素晴らしい書籍である。ブログにて紹介させて頂くこととした。
 徳武さんのファンはもとより、ミュージシャンを目指してる/昔目指していた/今、バンドをやっている/定年後の楽しみとして活動してるといった幅広い音楽愛好家にオススメの1冊です。
 以下、本文より抜粋。

『私が学生だった時代に比べて、現代は、インターネットなどを通じて、膨大な情報が簡単に手に入る。好きになった音楽や芸術作品のルーツを辿ることは、昔ほど難しいことではない。未知の感動に出会える無限の楽しさが、身近な場所に広がっているのだ。しかし、意外と、そうした「ルーツの探究」というようなことを、若い世代があまりしていないと聞くたびに、私は残念に思ってしまう』

『私の少年時代とは違って、まさに「宝の山」と言えるような過去の素晴らしい作品群に容易くアクセスできるというのに、それらに耳を傾けずに通り過ぎてしまうのは、あまりにもったいない、と思ってしまうのだ』

『私たちの世代は、前例のないことが多く、常に自分たちの進むレールを敷くところから始めなければならなかった。しかし、今の若い世代は、幸か不幸か、無数の前例が存在する世界で生きている。
 どちらがいいかは一概には言えないが、ただひとつ言えることは、前例をなぞるだけでは、新しいものは生まれないということだ。』

『音楽制作の場で、ミュージシャンを育てるという意識も薄れていったように思う。現場での音作りに徹底的にこだわる“名物ディレクター”というような人も少なくなっていった。いいものを創ろうとどこまでも粘る……そんな人が減ってしまった』

『パソコンも日常生活に浸透し、情報が簡単に手に入るようになった今、私の世代や、もう少し上の団塊の世代と呼ばれる人々が、ロックのルーツをたどり、その素晴らしさを再発見するようなムーブメントを起こせないものだろうか。そして、その楽しさ、感動を若い世代に継承してはいけないものだろうか』

 若造が何を言う、とお叱りを受けそうだが本当に上記の抜粋には感動した。そして、同じことを思っているのだ。「団塊の世代?」あたりのくだりなど、本当によく書いてくださった……と思ったくらいである。お金さえ回れば、辻褄さえ合えばそれでイイとされる時代。仕事の質は二の次のこのご時世に渇! とまでは行かないだろうが。。。 是非、みなさんも一読頂ければ幸いです。僕の感動した理由がわかると思う。

『ぼくらは今もエレキにしびれている』 未公開音源CD付き 
1,600円+税 272p/四六判 徳武弘文著 かんき出版

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